2020/09/02 18:27
よく心の傷とか言われていますが
その心というのは一体どこにあるのでしょうか
失恋というのは
心理学的に言えば
素晴らしいものを失った虚無感
恋愛中に満たされていた自己重要感、自己肯定感の低下
失敗による自己否定感の上昇
あんな素晴らしい人とは二度と出会えない無念
これらの感情が混ざり合った
複雑な感情のことを言う。
失恋を生理学的に解釈すれば
恋愛中に分泌が旺盛になっていた
ドーパミン・セロトニン・オキシトシンなどの
ホルモンの分泌量が急激に減ったのが原因で
交感神経が副交感神経を圧倒したことによる
緊張と苦痛である。
失恋は急性症状から始まり
慢性へと変化していく心の傷である。
失恋から立ち上がるには三つの方法がある。
方法1:
時間が薬である
映画を観たり、音楽を聴いたり
誰かに話を聞いてもらったり
外に出かけたり
新しい趣味をつくったり
新しい恋人をつくったり
して気を逸らしながら自然に治って行くのを待つ。
この方法はあまりの悲しみにより
身体の症状が急に悪化して来たり不調が出て来たりする
ケースには効き目が薄い。
方法2
相手の悪いところを
毎日メモ用紙に書く
今だけではなく
相手の昔と将来の悪いところも想像してひたすら書く
数カ月もすれば、相手はつまらないものだと脳が勝手に
勘違いして悲しみが自然に消えて行くケースもある。
この方法も死ぬほど辛い失恋には効き目が薄い。
方法3
失恋中に現れる
考え方や
生理的に表れる悲しい時に現れる身体症状を
全部反対の症状に変える
脳→ホルモン→神経→身体症状
心の流れの逆流させて
身体症状→神経→脳の流れに変える
やることはいっぱいありますが
一番簡単なものを一つ例としてあげると
呼吸を深呼吸に変えることである。
悲しい時はどうしても呼吸が浅くなるが
これを深呼吸に変えることで少しは緊張感がほぐれる。
リラックスしているから深呼吸が出来る。
裏返せば深呼吸はリラックス効果がある。
もう一つの例をあげると
脳の動きをリラックス状態に持って行くことである。
神経専門の病院の先生や仏教に詳しい僧侶や
催眠術を使いこなせる人の助けがあれば脳の動きを
リラックス状態と同じ動きに持って行くのは数分で出来る。
こうして
一つ一つの症状外側から変えて行くと
悲しみは和らぎ、脳はリラックス状態となる。
このタイミングで
別れた恋人よりもっと素敵な人と出会える自信と
確信を持つようになると失恋の辛さはうそのように消えていく。
これも
生物学・人間心理学・男女関係に詳しい人からみれば
不可能ではない。
ただし
失恋によって一回爆発して悲しみは
二回爆発する可能性も充分あることを
念頭に入れて、最悪の事態への対応策を充分に立てたから
失恋の解除に向かうべきである。
失恋から立ち直り方にはいろいろありますが
本日は3つ紹介しました。