2020/09/07 15:23
認知行動療法とは主流のカウンセリング技法の一つである。
認知とは認識して受け取ることで
それによって相応した感情変化も現れる。
例えば
怒られた→落ち込む→心配する→憂鬱になる。
しかし
怒られた時点で→まあ怒られたか~嫌われたのではなく私に非があったので
今から変えたらいいだけの話・・・とか
或いは
ふん~あんたが怒っていても少しも怖くないし痛くもないと・・・
ものともしない受け方もある。
このように受け方をストレスが溜まらないような
悩みが生じないような形に変えて行くのが
「認知療法」である。
また
楽しいから笑って、楽しい行動を起こせるだけではなく
楽しく笑って楽しい行動を取れば楽しい感情が生れてきたりもする。
こうして
行動を通じて感情に変化をもたらす療法を「行動療法」という。
この二つの療法「認知療法」と「行動療法」を合わせたものが
「認知行動療法」である。
要するに行動や考え方をストレスの溜まらないように変えることで
感情をコントロールしようとするのが「認知行動療法」で、
「認知行動療法」は問題解決意識の高い療法である。
また広くは知られてはいないが
問題解決意識が異常にも高い「本能療法」という
技法もある。
本能療法とは
①人が抱えている悩みは個人独有の悩みではない
②数年前にも、数十年前にも似たような悩みを抱えている人がいたし
ほとんどの悩みは数百万年前から人類の歴史とともに発展してきたものである。
③何かがあるたびに、何かを聞いて、見るたびに人々は悩んできた
④そしてそのたびにその悩みの情報は人々のDNAの中に切り刻まれ、後世に受け継がれてきた。
⑤恋の悩み、失恋の悩み・復縁の悩み・仕事の悩み・親子間の悩み・男女間の悩み・・・
などの悩みは何かの出来事があって出てきたものではなく、
人々が生れてきた瞬間から細胞の中にどのようなことが起きれば
どのような悩みとして反映されるように我々の体は設計されたのである。
⑥もちろん似たような悩みが出てきたとしても個人差はある。
医学的に言えば、神経やホルモンバランスがよく取れている人ほとんど
ストレスに強く、うつとかになりにくいということであろう。
神経とホルモンがバランスを取ってくれるから・・・
⑦本能療法の視点からみれば
生まれた子牛が虎やライオン・狼を見たことがなかったとしても
ライオンや虎・狼を見ると怖がるのも分かる。
そのような情報をDNAの中に持って生まれて来たから・・・
「本能療法」とは一言で言えば
〇悩みの本質を見極め、理解し
どこから始まってどのような経路を辿って、どこに辿り着くか
の経路を明確にして
〇すべてのポイントに合わせて、悩みが拡大するのを防ぎ
根本からの解決を目指す
カウンセリング療法である。